その後1ヶ月以上、ちょくちょく例の料理教室を覗きに来ていた僕。
僕好みの女性は相変わらず綺麗で、もう見ているだけでお腹いっぱい、ご馳走様ぁ~な感じ。
きっと、よだれも出ていたと思います。
(これが将来の僕の家で、このガラスの向こうがキッチンで、彼女が奥さんで、僕のために毎日、おいしい料理を作ってくれて・・・)
僕の妄想はふくらんで、その日はそこがどこかも忘れていました。
そうだ、ガラス張りの料理教室なんだ。
こっちから丸見えってことは向こうからも丸見え・・・。
うっかりしていました。
ふとそのことに気づいた僕は、もう恥ずかしさでいっぱいでした。
きっと教室にいた女性達も、僕のことをちょっぴりヘンに思っていたに違いありません。
これなら教室に入会して、一緒に真面目に料理を作っていた方が、はるかに自然だったと思います。
でも、もう教室では顔を覚えられてしまったに違いないので、もうあの教室にはいけないな・・・と思いました。
・・・別の教室を探して婚活しよう。
英会話教室でも、習字教室でもいいや。
婚活して、あの彼女みたいな素敵な奥さんに、毎日料理してもらうんだ。
そして、エプロン姿の彼女を後ろから抱きしめて・・・。
婚活だけでなく、僕の妄想もそう簡単には終わらないみたいでした。
